おはなし
空からのおくりもの
お姉ちゃんのペルシャネコの女の子は、空や風や雲などのしぜんが大すき。
いつも空をながめて、風のむきや雲の形をかんさつしていました。
そして、
「今日はおひるくらいから雨がふりそうよ。」
と、天気をよほうしてくれるので、みんな大だすかりです。
ペルシャネコさん一家が楽しみにしていたピクニックの日。
朝から空ははれていましたが、お姉ちゃんは山のむこうにうかぶ雲が気になってしかたありません。
「だいじょうぶ、雨はふらないよ。」
と言うお父さんに、
「そうだといいけど…。」
と、妹のペルシャネコちゃんと声をそろえて答えたのですが……。....